十二指腸にカルチノイド(NET)が見つかりました。

カルチノイド発見から治療までの体験をブログに記録します。

K病院で診察

今日はK病院で診察です。

 

事前にネットでK病院の内視鏡EMRとESDの実績を調べてみましたが、かなりの実績を有しているということがわかりました。

さすが、S病院の先生が薦めただけのことはあります。

(EMRとESDについては、そのうち、ブログ上で書きたいと思います。)

 

特に、ここのY先生は、この分野の権威としてとても有名な方のようです。

 

(今のところ、病院名や先生名をイニシャルで表現していますが、わかる人にはわかるのでは??)

 

K病院に着きました。

 

受付に、郵送で送られてきた予約票と紹介状、保険証を渡し、呼ばれるまで受付の待合席で待ちます。

 

しばらくして、名前が呼ばれました。

 

出来たてのK病院の診察券が渡され、今日のこれからの検査と診察の説明がありました。

 

(検査?今日は診察だけじゃないんだ・・。)

 

検査ですが、血圧、採血、心電図、X線撮影の順に進みます。

 

検査が一通り終り、次はいよいよ診察です。

 

診察してくれる科で受け付けを済まし、先生から呼ばれるまで待合席で待ちます。

実績と評判のせいか、待合室にはたくさんの人がいて、診察は遅れているようです。

 

予定の時間より、1時間以上遅れそうな感じです・・。

 

まあ、仕方ないので、ここで呼ばれるまで待つしかないですね。

 

待っている間、いろんなこと、特にネガティブなことを考えてしまいます。

 

内視鏡で手術ができないといわれたら、やっぱり開腹手術かな・・。

 

入院期間が長引いたら、仕事の調整、できるかな・・。

 

とにかく不安になります。。

 

そして、私の名前が呼ばれました。

 

診察室に入ると、先生から、

 

”お待たせしてしまい本当にすいません。”

 

との一言。

 

今日私を診察してくれる先生は、権威で有名なY先生でした。

 

権威の先生は、偉い感じのイメージがありますが、この先生は、柔らかな話し方でとても紳士的な印象です。

 

先生からは、カルチノイドの説明、治療方法の丁寧な説明がありました。

(これだけ丁寧だと、確かに診察は遅れてしまうな・・。まあ、患者にとってはありがたいことですが。)

 

先ずカルチノイドですが、私のカルチノイドはまだ小さいので、1年位放置していても大丈夫だそうです。

カルチノイドは、1cmをこえると、転移の危険性が高まるそうです。

 

肝心の治療ですが、内視鏡EMRで対応できるということでした。

 

S病院では、腫瘍の場所が悪く、手術が難しいといわれていたので、正直、拍子抜けです。

 

先生に、S病院で手術が難しいと言われたことを伝え、念のため、本当に大丈夫か確認します。

 

先生からは、

 

”難しい場所ではありますが、内視鏡手術はできますよ。EMRになると思います。もちろん、CTや内視鏡でカルチノイドの状態をしっかり確認し判断しないといけないですがね。”

 

と、心強い説明がありました。

 

S病院では、内視鏡で手術できたとしても、EMRでは困難なので、ESDなると思うといわれていたので驚きでした。

 

そして、先生から、この病院で治療を希望するかどうかの質問がありました。

 

内視鏡で手術できるのはありがたいので、即、お願いしますと答えます。

 

また、できるだけ早く手術をしたいと希望を言います。

 

悪性腫瘍をそのまま放置し、経過観察する理由はないですからね。

 

先生と手術日の確認をし、手術日が決まりました。

事前に、CTと内視鏡の術前検査が必要なので、こちらの予約も別途入れます。

 

入院は4~5日なので、夏季休暇中に対応できそうです。

 

診察は終了し、先生に、よろしくお願いしますと伝え診察室を出ます。

 

内視鏡で手術ができることになり、ほっとしました。

 

その後、手術の手続きを済ませ、帰路につきます。

 

それにしても、治療方法1つとっても、病院や医師によって言うことが全然違うということがわかりとても勉強になりました。

 

 

次は術前検査です。

 

とりあえず、手術日が決まり少し気持ちに余裕ができました。