S病院消化器科を受診
先日の、S病院の人間ドックの組織検査の結果、十二指腸にカルチノイドという低悪性の腫瘍があることがわかりました。
そして今日は、今後の治療を医師に相談するため、S病院の消化器科に来ています。
医師に名前を呼ばれ、いよいよ私の番です。
医師からは、次のことを言われました。
・カルチノイド(正式名称NET)は、成長が遅く、転移しずらい低悪性の腫瘍。
・十二指腸にできるカルチノイドは珍しい症例で、まだ症例のデータが十分に揃っていない。
・3~5mmほどのごく初期なので、いますぐ治療が必要ということではない。
・治療法としては、開腹手術による除去か、内視鏡手術による除去。
・カルチノイドは表皮だけに腫瘍があるわけでないので、内視鏡の目視だけで状況は判断できない。
・状況判断には、超音波検査ができる内視鏡検査と、CTによる検査が必要。
・内視鏡手術の場合、EMRという手法か、ESDという手法になると思う。
で、どうするか? ですが、
先ずは腫瘍の状況を知ることが必要だということで、後日、超音波検査ができる内視鏡検査をすることにしました。
その上で、治療方針を決めようということです。
医師に、普通の内視鏡と何が違うか聞いてみると、超音波検査ができる内視鏡は、通常のものよりすこし太いようです。あとは全く一緒だそうです。
(まあ、鎮静剤を打ってもらうからいいか・・。)
次回は内視鏡検査です!
組織検査の結果
先週末はキスつりに行ってきました。
20匹近く釣れ、楽しい釣りでした。
それでもふと、週明けの組織検査結果の医師面談が気になります。
ちなみに、キスはテンプラ&刺身にして、家族で美味しく頂きました。
そして、いよいよ週明けになりました。S病院に向かいます。
S病院の受付。名前が呼ばれました。
説明してくれる医師は、人間ドックのときに内視鏡で診察してくれた医師でした。
先ず医師から、
”連絡が来て驚きました?こんな連絡がくると心配になるよね。”
との一言。
(そりゃそうですよ!!)
そして続けて、
”まあ、あんまり心配しないでください。癌とか重大なものではないので、人生がかわるようなことはないですよ。あっはっは。”
(じゃあ何?)
”端的に言うと、十二指腸に極小のカルチノイドという腫瘍の一種がみつかりました。カルチノイドは癌ではなく、いわゆる「癌もどき」です。転移の危険はあまり無く、1年位ほっておいてもまあ特に問題無い腫瘍です。でも、十二指腸のカルチノイドはかなり珍しいですよ”
(カルチノイド?なんじゃそれ・・。)
”まあ、カルチノイドは、昔は良性と思われてたんだけど、最近になって転移することなどがわかり、低悪性の腫瘍に分類されるようになったものです。あと、最近ではカルチノイドという名称は使わず、NETと呼ぶようになっています。あなたの場合は、NETでも一番症状の軽い、NET G1と呼ばれるものです。”
確かに、組織検査結果の紙には、”NET G1”と書かれています。
私からは、治療したほうがいいのか?、そして治療法を質問しました。
医師からは、
”低悪性といっても、悪性は悪性なので、いつか治療したほうがいいと思います。ただ、すぐに治療すべき、というものではないので、仕事や旅行予定の調整がつくときに治療すればいいと思います。
治療ですが、外科的な方法で除去、になりますが、まあ担当するお医者さん次第ですが、内視鏡でいけると思います。私なら、まず内視鏡でトライすると思います。
ただ、カルチノイドは癌と違い、初期でも、上皮(表面)ではなく、その下にあるのが特徴なので、ちゃんと超音波やCT検査で、どこまで深くはいっているか調べてから治療計画を作る必要があります。”
私からは、内視鏡でできない場合、腹腔鏡や開腹になるのか質問します。
”十二指腸へ腹腔鏡でアプローチするのは難しいので、開腹になりますね。”
だいたい状況は理解できました。
すぐに対応しないといけないものではないということはわかりましたが、低悪性といっても、悪性のものを経過観察する理由も無いと思いました。
そこで、医師に、この病院で治療を受けたいと言い、消化器科の診察の予約をして面談を終わりました。
すぐに、妻にLINEで、癌ではなく、カルチノイドというあまり心配することのない極小の腫瘍があった、と伝えました。
次回は消化器科です!
癌ではありませんでしたが、悪性腫瘍と言われると、やはりいい気分はしません。。
不在着信
その日のお昼、仕事で外出先に向かう途中、ふと携帯を見ると不在着信がありました。
知らない固定電話からの着信で、最初は迷惑な不動産業者か何か、かと思いましたが、留守電が入っています。
留守電を聞くと・・、S病院からです!
折り返し電話連絡が欲しいという内容でした。
そう言えば、組織検査で何かあれば電話する、って言ってたな・・・。
え、もしかして癌・・?
とても不安になります。
すぐに折り返し電話すると、話中・・・。
でも、むちゃくちゃドキドキ&気になるので、数分毎に電話します。
やっと電話がつながりました!
電話に出たのは受付の女性で、医師が話したいことがあるので病院に来て欲しい、ということを言われました。
受付の女性に、どんな内容か尋ねると、自分からは何も言えないことになっているということでした。まあ、マニュアルはそうでしょうね。
医師が大丈夫な最短な日時を予約し、電話を切りました。
電話を切り、ドキドキは落ち着きましたが、しばらくして、一気に気持ちが重くなります。
やっぱり、癌?
もしかしたら潰瘍ってことも・・、まあ、それで呼び出しは無いか・・。
手術になったら大変そうだな。。
こんなとき、自分が楽観的な人間か、悲観的な人間かわかると思いました。
私は明らかに悲観的な人間のようです。
その夜、妻に病院から呼び出しがあったことを伝えました。
妻が心配しないように、
”もし何か悪性のものがあったとしても初期だからそう心配することないと思うし、逆にこの時点でわかるというのはラッキーだから、人間ドックを受けていて良かった。”
というようなことを言ったと思います。
妻はそこまで大事にとらえていなかったように思います。
医師との予約は週明け。
今週末、家でじっとしているのは辛いので、気晴らしをかねて、趣味の釣りに行こうと思います。
人間ドック
人間ドックを受診する病院は、毎年、自宅から比較的近いS病院です。
今年も例年のように、S病院で人間ドックを受診しました。
胃腸の検査については、内視鏡検査を受けた年の翌年はバリウム検査、バリウム検査の翌年は内視鏡検査、というように、内視鏡検査とバリウム検査を交互に受けています。
今年は内視鏡検査でした。
S病院では、内視鏡を飲み込む前に、鎮静剤の注射を打つかどうか選択できますが、最初のときに鎮静剤を打たずに内視鏡を飲んだところ、かなり大変なことになりました。
それからは常に鎮静剤の注射をお願いしています。
一通り検査が終り、最後に、医師との面談がありました。
面談では、健康そのものという太鼓判をいただきました。
が、十二指腸にちょっと炎症のようなところがあったので、念のために組織をほんの少しとってみたということでした。
先生からは、”もし組織検査で何か見つかっても、人生に影響するようなものでないから安心してください”、と言われました。
また、”10日以内に病院から検査結果の連絡がなければ、組織検査の結果は問題なかったということなので安心してください”、とも言われました。
ただ、組織をとったので、今晩はお酒厳禁、だそうです・・。
実は、今夜の我が家はフグ鍋パーティーの予定でした。
会社の同僚に教えてもらった、ふるさと納税のお礼で、トラフグの鍋セットが昨日我が家に届いていたのです。
でも、ひれ酒が飲めないのであれば、明日に延期か・・。
というのんきなことを思いながら、人間ドックのことは忘れていましたが、後日、S病院から電話がかかってくることになります・・。
十二指腸にカルチノイド(NET)が見つかりました。
はじめまして。
このブログに訪問していただきありがとうございます。
今年の人間ドックで、十二指腸にカルチノイド(正式には、NETと呼ぶらしい)という腫瘍が見つかり、その治療の記録を残そうと思い、このブログを作ってみることにしました。
不定期&気ままな更新ですが、同じような病気のかたの参考になればうれしいです。
まず、自己紹介をします。
私は東京在住の45歳のサラリーマンです。
家族は、妻、2人の子供(10歳、3歳)の4人家族です。
学生時代は、スポーツに明け暮れており、体力と気力には自信があり、これまで大きな病気とは全く無縁でした。
タバコはやりませんが、酒は大好きで、一晩の酒の量は、ワイン1本&ビール(500ml)2本&焼酎3杯程度、といった感じです。
そんな私ですが、今年の春に受診した人間ドックで、十二指腸に、カルチノイドと呼ばれる小さな悪性の腫瘍がみつかりました。
この腫瘍はがんほど悪性度は高くないようですが、症例が少なく、レアな腫瘍だということです。
初回は簡単な自己紹介レベルの記事で失礼しますが、次回の記事からは、人間ドックの検査から、私に起こった出来事を中心に書いていきたいと思います。
文章を書くのに慣れていないので、つたない文章になると思いますが、できるだけ多くを記録していきたいと思います。